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タイを満喫!宮廷料理まとめ

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タイの宮廷料理

2000年あたりから日本でもすっかり定着した感のあるタイ料理は、「安い」、「辛い」と言うイメージがありますが、タイの王室で王族専用に作られていた宮廷料理は、基本的には一般的なタイ料理と同じですが、見た目が美しく手の込んだ芸術的料理であることが特徴です。

特に決まったメニューは無く味付も大差ありませんが、前菜からメインディッシュまで細かく組まれていることと、高価な食材をふんだんに使用していることが大きく異なる点で、日本で例えると、高級料亭で食べる和食と一般家庭で食べる和食の違いに似ています。

カービング

宮廷料理の大きな特徴のひとつにカービングと呼ばれる飾り付けがあります。
果物や野菜にカービングナイフを使って花の形や模様を彫り込んで料理に添えるもので、正に芸術品の感があり、目で見るだけでも満足できます。

カレーは定番

そしてベンジャロン焼きと呼ばれる細かい模様の入った王室御用達の高級食器に盛り付けて提供されます。
宮廷料理には特に決まったメニューはありませんが、コースに欠かせない料理がカレーで、鴨肉を使用した「ローストダック入りレッドカレー」が王室で召されていた料理のようです。

使用されている食材は鴨肉と生唐辛子、カレーペースト、小茄子、トマト、ココナッツミルク、コブミカンの葉、パイナップルなどです。
味付はナンプラーと砂糖で、芳醇なココナッツミルクの香りとパイナップルの酸味と甘みが鴨肉に絶妙にマッチしており、非常に辛いカレーです。

トムヤムクン

スープにはタイを代表するスープである「トムヤンクン」が多く用いられています。
使用する食材は海老、鶏がらスープ、生唐辛子、レモングラス、フクロダケ、ライム、パクチーなどで、パクチーとレモングラスが独特の香りを醸しています。
味はライムの酸味が利いた辛口のスープで、プリプリとした海老の食感と酸味が食欲を増進させます。

カノムチョームアン

「カノムチョームアン」はタイ風のシューマイですが、花を象って作られており、一目見ただけではシューマイとは分からない装飾品のようです。
材料はもちっとした生地にひき肉とシンプルで、ジャスミンエッセンスを加えて香り付けした生地を紫色に染めて、中にナンプラーとココナッツシュガーで甘辛く味付けしたひき肉あんを詰めて、専用の調理器具を使って生地を花びらの形に整えて小さなバラのように作り蒸し上げてガーリックソースをかけて完成です。

もちもちした食感と甘辛いあんが、シューマイと言うよりもまるでお菓子のような一品です。

カオタンナータン

タイ料理ではお米を板状に揚げたライスチップが良く使われますが、「カオタンナータン」は、王族のお気に入りの料理だったようです。
使われている材料はライスチップ、ひき肉、海老、ココナッツミルク、ライム、タマリンド、生唐辛子です。

海老もミンチ状にしてひき肉と混ぜ合わせ、ココナッツミルクをベースとしたソースに加えてナンプラーなどで味付けします。
上にパクチーを散らしており、ココナッツミルクと合わさってエスニックの香りが漂います。

ライスチップにソースを付けていただきますが、ココナッツミルクにタマリンドが入るので、フルーティーな甘酸っぱさが加わり、甘さと酸味、辛味のタイ料理の味付けの基本要素を感じることができます。

ソースにはチリオイルが少々かけてあるので、生唐辛子と合わせて味を引き締めています。

ナムプリックオーン

宮廷料理の定番とも言われている「ナムプリックオーン」は、タイ北部の伝統料理です。
さまざまな種類の蒸した野菜を、豚肉とトマトで作ったソースに付けていただく料理です。
使用する食材はソースに使う生唐辛子、ごま、トマト、ニンニク、ひき肉、玉ねぎと、蒸し野菜用のニンジンやキャベツ、茄子、キュウリなどです。

生唐辛子とニンニク、トマトをみじん切りにしてソースを作り、ひき肉やゴマを加えてナンプラーやタイの味噌「タオチオ」で味付けし、パクチーを散らして完成です。

このソースに蒸し野菜を付けていただきますが、野菜類にはもちろんカービングが施されて華やかに盛り付けられています。
野菜類はその時期の旬なものを使うので、インゲンマメやオクラ、白菜などが使われることもあります。

ナムプリックオーンにはタオチオと呼ばれるタイの味噌を使っていますが、これには腸内環境を整えてデトックス効果もあり、美肌や疲労回復に効果が期待できるので王族は好んで食べていたようです。

タオチオの独特の香りと酸味の全くないソースは蒸し野菜に付けて食べるのはもちろん、ライスにかけても美味しくいただけます。
これらが宮廷料理の一部メニューでタイの王族たちのための料理でしたが、現在では首都バンコクを始めとして多くの観光地に専門のレストランが何店か営業しています。
普通のレストランや屋台と比較してしまうとやや割高感がありますが一般人でも食べることができるので、タイに出かけることがあれば、悠久なる時の流れを感じながら宮廷料理を味わってみてはいかがでしょうか。

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ひとみ

ひとみ

組紐始めて13年目。師匠の元で3年間の弟子入り。 その学んだ技術を活かし、作家として活動中。 幸せを感じながら、楽しくお金を稼ぎながら、人に会いにいくそんなユニークな人間です。

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